2020
14
Sep

タイムスリップグリコ鉄人28号

「鉄人28号」全身包帯姿での復活

「鉄人28号の復活」。左手は壊れ全身包帯姿で病院から抜け出してきたような痛ましい姿です。「鉄人28号」は1960年代にアニメ版第1作(白黒)が放映され、その後、実写・アニメ・映画・舞台など様々な作品にリメイク、おもちゃやグッズも多数発売されました。(ブリキの鉄人28号で遊んだ記憶がある。残しておけば今頃は…後悔)

このフィギュアは、「タイムスリップグリコ鉄人28号編」のうちの一つで、2004年の発売です。この年にアニメ版第4作「鉄人28号」(第1作の雰囲気に一番近く、監督の名を取り「今川版鉄人28号」と呼ばれる)が放映されましたが、その第1話の鉄人の復活場面を再現したものです。(炎は勝手に演出したものですので、包帯に燃え広がる心配はありません)

鉄人28号は、元々、太平洋戦争末期に南太平洋の研究所で、金田博士の手で秘密兵器として製作されていたものですが、米軍に爆撃され破壊されてしまいます。第1話では、終戦から10数年後の東京に南方から砲弾が飛来し、その中から鉄人28号が復活、金田博士の息子の金田正太郎少年(後の鉄人の操縦者)と初めて出会います。

実は鉄人は破壊を逃れ眠りについていたが、ついに復活の時を迎えたのです。米軍の爆撃で全身に怪我をしたのか?、あるいはミイラのように再生を信じて全身布でグルグル巻きの姿になったのか?。いずれにしても理由に今ひとつ釈然としませんが、不気味な雰囲気を醸し出し何かかっこいい。特殊鋼板でできた体なのに、脇腹や太腿には血が滲んでいる(?)…お大事に。

原型製作は海洋堂の山口勝久氏。山口氏考案のアクションフィギュアで手足が稼働し、包帯(のような布)は着せ替えられる、当時画期的なフィギュアでした。

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