2020.12.5 AM2:28 「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから帰還しカプセルが大気圏に再突入しました。
2014年12月の打ち上げから6年、先代「はやぶさ」が多数のトラブルで満身創痍の帰還だったのに対し、「はやぶさ2」はまさにパーフェクトの運用、燃料を半分以上残しており、カプセル分離後は再び別の小惑星探査に向かいます。
画像は、2015年にエフトイズから発売された食玩(例によってガム1粒…)全4種から、前回のブログでは「はやぶさ」でしたが、今回は「はやぶさ2」の登場です。「はやぶさ」はパラボラアンテナでしたが、「はやぶさ2」では平面アンテナ2基に変更されています。「はやぶさ2」の正面下の方の丸い部分が小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰り地球に放出するカプセルです。当時500円位でしたが、精密なディテールで再現されています。画像後方のそろばん玉状岩石(直径0.7km)が小惑星リュウグウです(JAXAの画像を拝借しました)。
JAXAがカプセルの再突入をライブ配信してくれました(NHKも「進撃の巨人」を一時中断して生中継)。
カプセルが再突入し火球になってオーストラリアの夜空に現れる予定時刻になりました。ん現れない!大丈夫かと思った数秒後に画面の右から左へ明るく尾を引く点が横切っていきます。遂に帰って来ました!
その後、パラシュートを開き位置を知らせるビーコンを感知、着地を確認し位置を特定、回収のためにヘリが発進というところでライブ配信は終了です。(実際の回収は夜が明けてからだそうです。)
カプセルの再突入の様子は、「はやぶさ2」本体が連続撮影に挑戦しているとのことなのでこちらも楽しみですね。
「はやぶさ2」も無事に次のミッションに旅立ちました。ライブ配信でJAXAの方が、「小学生のはやぶさ2がランドセルを背負って家に帰ってきて、玄関にランドセルを放り出し直ぐにまた遊びに出かけた」と言ってました。次の小惑星は直径30mで到着は11年後とのことですが、地球の重力を使ってスピードを上げる(スイングバイ)ため地球の近くに何回か戻ってきますので、またその姿を見れそうです。新型コロナ禍で暗いニュースばかりの一年でしたが、「はやぶさ2」の快挙は今年最大の明るいニュースです。(AM4:00)
Gallery へ