キャラメルマンとは、「Dr.スランプアラレちゃん」に登場する悪の科学者Dr.マシリトが創り出した世界征服用のロボット達です(1号〜9号まであるので、詳しくはGallery2へ)
このフィギュアは、ブラインドボックス(箱に何が入っているかわからない)で発売されたもので、各箱にキャラメルマン1体と7号のパーツ(全部集めると巨大な7号が完成)が入っているという典型的な罠にハマる発売方法です。(そもそも数が多すぎ)
悪の科学者Dr.マシリトは何度も則巻千兵衛(アラレを作った自称天才科学者)に闘いを挑み、1号、2号と回を重ねていくごとに強くなっていくのですが、詰めが甘く毎回敗北を喫し、ついにDr.マシリトは7号での闘いでアラレとガッちゃんに木っ端微塵にされます。
そして、とうとう最後は自分自身が、キャラメルマン8号になって復活します。(完全に誤解を招く怪しげな武器を装備?一体作者に何があったの?)
8号と描かれていますが、実は作者自身がもう何号だったかよくわからなくなって間違えてしまいました。その後読者の指摘により9号に訂正されます。(フィギュアでも律儀に訂正版9号が発売されました!)
この悪の科学者Dr.マシリトの顔・名前のモデルは、当時の担当編集者のトリシマさんという方だそうです。
作者の鳥山明が敵キャラを登場させようとした時、原稿を見たトリシマさんからボツにされます。
「敵キャラは、おもいっきり嫌な奴、悪い奴を思い浮かべて描いて」、「いかにもズル賢そうで個性的な顔に描き直して」と言われてカチンときて、原稿をボツにしたトリシマさんそっくりなDr.マシリト(トリシマの逆読み)を描きました。そしてもう変更のきかない締め切り直前に送ったのが、Dr.マシリトが世に出た経緯と言われています。
確かにいかにも”嫌な奴、悪い奴”に見えてきますが、そういえばこれによく似た人知ってる。この人も何か悪い奴に思えてきた…