ご存知「SLAM DUNK 」。1990年代に少年ジャンプで連載された高校バスケットボール部を舞台にしたスポーツ漫画の名作です。神奈川県湘北高校に入学した不良少年の桜木花道は、一目惚れした彼女目当てに「初心者」ながらバスケット部に入部、しだいにバスケットの面白さに目覚め、驚異的な身体能力で才能を開花させながら、インターハイ出場及び全国制覇を目指します。(ここまで書いて、登場人物を確かめようと、自宅本棚の1巻目をついチラ見したら止まらなくなり全31巻読むハメになった。)

(読破後続き)主な登場人物は
No.10　桜木 花道　主人公　パワーフォワード
No. 4　赤木 剛憲　主将　センター
No. 7　宮城 リョータ　ポイントガード
No.11　流川(るかわ)楓　スモールフォワード
No.14　三井 寿　シューティングガード
バスケットボールの漫画では、司令塔のガードや外側から華麗な３ポイントシュートを決める選手が主人公になることが多いですが、本作では珍しく、専らリバウンド(リングに入らなかったボールを体を張って取りにいく地味な役)の選手を主人公にしています。この漫画の人気でバスケット人口が大きく増加したと言われています。

「SLAM DUNK」が連載されるずっと以前、実は中学・高校の6年間(盆と正月以外)のほぼ全ての時間をバスケットに費やしたと言っていいほど、バスケットに人生(のほんの一部)を捧げました。リングは頭上はるか上ですからダンクはできるはずもなく、ずっとポイントガードでしたが、過酷な練習の日々(何故か練習中に水分取るのが禁止だった。今から思えば理不尽な仕打ち)を思い出します。

久しぶりに改めて読み返しましたが、名場面が色々あります。
中学で注目された天才シューター「三井 寿」は、湘北高校の安西監督を慕い入部しますが、怪我で退部します。バスケに未練がありつつも不良になりバスケ部を襲撃、凄惨な乱闘(血の海)の末に現れた安西監督に泣きながら訴えます。「安西先生・・・！！バスケがしたいです・・・！」etc.
「SLAM DUNK」の続編が期待されましたが、未だ描かれていません。

ちなみに”スラムダンク”とは、バスケットボールを掴んだままリングに”強くぶち込む”というような意味ですが、昔、妄想でこんな絵を描いていたのを思い出し再現しました。こんな奴いないだろうと思っていたら、なんと少し前ですがニュースで見ました。少年(高校生？)達がトランポリンを使って、次々とスラムダンクを行うパフォーマンス中に、ある少年が勢い余って頭からリングに突っ込み、そのままリングを通り抜けました。妄想は現実になるんですね…(動画はこちら)