「西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に直面した。核兵器をはるかに超える超磁力兵器が、世界の半分を一瞬にして消滅させてしまった」
毎回、やや重いトーンのこのナレーションで始まるSF冒険アニメ「未来少年コナン」。NHK初のアニメで、40年以上前の作品ですが、当時はもちろん、最近久しぶりに再放送で見た時も本当に面白かった。宮崎駿初監督作品で、その後の「風の谷のナウシカ」 や「天空の城ラピュタ」に受け継がれていく宮崎テイストが随所に見られる名作です。
このフィギュアは、カバヤのラムネに(が?)ついていた食玩で、コナン全26話のうち最初の8話を題材にしていますが、これはそのうちの第8話「逃亡」で、全26話の中でも最も印象的なシーンです。
逃亡中のコナンと少女ラナの乗った船が砲撃されて船は沈没。船に拘束されていたコナンも船の一部とともに海底に沈んでしまいます。この絶体絶命の危機に、一緒に沈んだラナは、コナンのもとを一度離れ浮上して口一杯に空気を溜め、再びコナンの元に戻り口移しで空気を与えます。自己を犠牲にしコナンを助けようとするラナですが、やがて力尽き静かに海底へと落ちていきます…果たしてラナは…まだ見ていない方は、ぜひ一度ご覧ください。