らんま1/2の「早乙女玄馬」のパンダです。本物のパンダを嫌いな人には会ったことがなく、みんな可愛いと言います。何でこんな可愛いぬいぐるみの姿になってしまう奇跡が起きたのか?。
私見ですが、あらゆる生き物が今の姿・形になった理由は二つだけ、一つは生存競争のため、二つ目は異性を獲得して子孫を残すため、これに尽きると思っています。では、パンダにはどんな進化があったのか?。以前見たNHKスペシャルのパンダ特集の話をやや記憶が曖昧ですが掘り起こしてみます。
全ての始まりは、他の熊など強い動物に住む場所を追われて、竹ぐらいしか生えない雪深い高い山で暮らすはめになってしまったことです。
あの可愛いまん丸顔は、硬い竹・笹を食べ続けているうちに、ほおの骨や筋肉が発達した結果です。いつも竹を食べゴロゴロ昼寝のぐうたらな可愛い姿は、栄養の少ない竹は大量に食べなければならず、食べたら消化・吸収に専念してエネルギーの消費を抑えるためです。
また、白と黒の体の模様は雪山で天敵に見つからないための「保護色」と考えられています。最大のチャームポイントの目の周りの黒さは何故か。雪の反射を抑えるためなど諸説ありますが、個人的には目(耳も)を強調して俺は凶暴だぞと敵を威嚇するためという説が一番有力ではないかと考えています。(つまり、おばさんの強烈なアイメイクに恐怖を感じるのと同じ効果です)
パンダは生き残るためにあのような姿になりましたが、それは逆に、人間にとっては誰もが愛するカワイイ姿となったのです。最近までパンダの最大の敵は、開発で住む場所を取り上げ乱獲する人間でしたが、結果として誰もが愛する姿になったことで、パンダの保護活動が起こりました。パンダは進化によって、人間に対して「カワイイ」という最大の武器を手に入れたのではないでしょうか。
この早乙女玄馬のパンダキャラクターは結構お気に入りです。パンダの目をさらに進化させるとこんなキャラクターが生まれるとは…、るーみっくわーるど。