「火の鳥」は、手塚治虫が「死と再生」をテーマに、生涯にわたって描き続けた漫画です。生き血を飲むと永遠の命が得られるという「火の鳥」を軸に、古代(3世紀)から遙か未来(35世紀)まで12編で描かれています。
各編でエピソードは完結していますが、出来事は繋がっていて、12編で一つの物語となる壮大なストーリーです。物語は時代を追って進むのではなく、第1編の3世紀ヒミコの時代からいきなり第2編の35世紀に、そして過去と未来を交互に行きつ戻りつしながら少しずつ現代に近づきます。
このフィギュアは第4編の「鳳凰編」に登場する我王と火の鳥。この鼻が大きい人物は、別の編では猿田博士となるなど、何度も登場します。
では、現代の火の鳥はいつ何処に現れるのか。実は、今は「京都国際マンガミュージアム」2階、10メートル位の巨大な姿(何と寄せ木造り)で羽ばたいています。自宅から車で30分、意外と近くにいはります。