もう半世紀以上も前に公開された、あまりにも有名なSF映画「2001年宇宙の旅」(1968年)、木星に向かうディスカバリー号の場面に登場する宇宙服です。
この青Ver.は誰が着てたか覚えてませんが(冬眠中の科学者用で使われなかったかも)、この他に赤Ver.(これはボーマン船長)、白Ver.、黄Ver.があります。青Ver.では、ヘルメットシールドに”HAL9000″(反逆するコンピュータ)のカメラアイが映り込んでいます。
2.5頭身にデフォルメされたモデルですが、制御モジュールや酸素タンク、接続ホース等メカもリアルに作り込まれています。(食玩ではなく真っ当なフィギュアで2019年発売)
この映画は、ほとんど解説というかナレーションもなく難解だと言われていて、確かにエンディングはよくわからず困惑します。ただ、カラーの地球さえ誰も見たことがなかった時代に、人工重力や人工冬眠、AIの暴走、時空を超えるワープ(スターゲート)、地球外生命との遭遇など、未来を先取りした映画でした。その映像も、CGもない中で実写で作られたものとはとても思えない素晴らしさです。
商品の外箱の側面には白Ver.が…。スターゲートを背景にヘルメットシールドには月面調査の様子が映り込んでいます。2020年、この白Ver.とあのモノリス(謎の黒い長方形の物体)のジオラマセットが発売されました。そんな殺生な、ほ、ほしい…