海洋堂のカプセルQミュージアム「日本の至宝 仏像立体図録」シリーズの第Ⅲ弾 、「威容の四天王編」の経年カラーver.全4種です。
これまでのシリーズはこちら
第3回「仏像立体図録Ⅳ」
第2回「仏像立体図録 I 」
第1回「仏像立体図録Ⅴ 邪気を祓う守護神編」
今回登場するのは、帝釈天の配下で仏教世界を悪から護る最強の守護神である、「持国天」、「増長天」、「広目天」、「多聞天」の四天王です。
こちらは付属のミニブック
このミニブックのポーズを頼りに四天王を並べてみると…
なるほど…、多聞天は掌で何やら捧げているので分かりやすいけど、残りの3体は何か区別しにくい。
ミニブックにはモデルになった仏像がどこのお寺にあるのかまでは書かれていないので、少し画像で調べてみると…、興福寺中金堂所蔵の四天王像みたいです。
で、興福寺の公式HPを覗いてみると、そこにはこんな画像と説明文が…?
何と、4体のうち3体が従来言われていたものとは違っていたとのさりげないカミングアウト。幾度となく火災や戦乱で救出される途中でわからなくなったんでしょうね。(素人でも区別できた多聞天は間違わなかったみたい)
2018年10月に中金堂が再建された時に四天王も移設され像名も訂正された様です。海洋堂の「仏像立体図録Ⅲ」は2017年9月発売なので、発売直後に像名が変わってしまったのです…(そんなこと急に言われても)
唯一訂正されなかった「多聞天」。四天王としてグループで活動する他にソロで活動することもあります。単独で信仰される時は、「毘沙門天(びしゃもんてん)」と呼ばれます(吉祥天は妻らしい)。
アイドルグループだけどソロ活動する時名前が変わると言えば…関ジャニ∞の村上信五が謎のラッパーTAKATSU-KINGになること位しか思い浮かばない。この例えは多聞天に失礼か…