2022
3
Sep

サイエンス

「スパコン富岳」2位じゃダメなんですか?

日本が誇る世界最高峰のスーパーコンピューター「富岳」のカプセルトイです。こんなもん誰が買うんだという気がしますが、発売翌日に街で見かけて2回もガチャガチャしてしまいました。LEDが美しい…

本物の富岳の計算機ラックのパネルには富士山が描かれています。カプセルトイにもこれを再現したシールが2枚セットで入っていて、12台の計算機ラックと2枚セット6種類のシールを集めると本物と同じような富士山全景が再現できます。
ちなみに本物の富岳はこのラックが216台並んでいます。なのでカプセルトイを216個集めればこちらは数でも再現できます!(1回400円なので216回で86,400円かかります…)。富士山全景か全台かいずれを目指すにしても大変なので2台だけで我慢。

富岳は2020年に計算性能や応用計算など4部門で世界一となりました。日本がトップに立つのは、先代の「京(けい)」以来9年ぶりの快挙でした。
富岳が一般に広く知られたのは、なんと言っても新型コロナウイルスの飛沫シュミレーションです。マスクなしでのくしゃみの飛沫は衝撃的でこんな人がいると思わず後ずさりしてしまいます。

2022年6月発売ですが、奇しくも発売と同時に富岳の計算性能がアメリカに追い抜かれ世界2位になったというニュースが流れました。(応用計算など残る3部門は依然として1位)
先代の「京」が開発中の2011年、事業仕分けなる予算査定の政治イベントで「2位じゃダメなんですか?」と言われて開発がピンチになりましたが、最後は予算が認められて「京」や「富岳」の世界一に繋がりました。
スパコンの世界はトップ集団から脱落するとあっと言う間に引き離されて技術が置いてけぼりを食らう気がします。やっぱり常に1位を狙う姿勢が重要だと思うのですが…
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