バンダイのガシャポン「ブルマァク魂(第1弾)」全5種です。"ブルマァク"というのは日本の玩具メーカーの名前で、1960年代から70年代にウルトラマンなどの怪獣のソフビ(ソフトビニール人形)を発売していました。
ブルマァクのソフビは20センチ前後(スタンダードサイズ)ですが、それを7センチ程のミニミニソフビにしたカプセルトイが、「ブルマァク魂」です(ちょっとややこしい)。1960年代の怪獣レトロソフビを塗装(カラーリング)も忠実に再現してミニチュア化しています。(2001年発売のガシャポンなので、もはやこれ自身もレトロ化していますが…)足の裏には「ブルマァク」(雄牛)の刻印も再現されています。頭部や手足は嵌め込み式ですが、箇所によっては(なんせ物自体が小さいうえに)結構きつくて苦労します。第1弾で登場するのは、TV「ウルトラQ」(1966年)の怪獣5体。特撮で有名な円谷プロのウルトラシリーズの第1作です。TV「ウルトラQ」は白黒でしたが、レトロソフビでは独特のカラーリングが施されています。
ガシャポン付属のミニブックによると…
カネゴンとペギラは"ブルマァクカラーリング"、ナメゴンとガラモンは"マルサン1期カラーリング"、ゴメスは"マルサン2期カラーリング"と記載されています。
カネゴン/ブルマァクカラーリングレトロソフビの世界は奥が深いというか沼が深いです。同じ怪獣キャラクターでも製作会社や製作年代で価値が全く異なる恐ろしい世界です。
ペギラ/ブルマァクカラーリング南極大陸のペンギンが放射能汚染で巨大化した冷凍怪獣。(ペンギン→ペギン→ペギラ(バンザ〜イ)というふうに覚える)。顔が全然怖くない…
ガラモン/マルサン1期カラーリングマルサンというのは、ブルマァクより前に日本で初めて怪獣ソフビを発売し怪獣ブームを巻き起こした会社です。1960年代後半わずか3年程怪獣ソフビを販売しましたが、怪獣ブームの終焉とともに倒産しました。(その後、マルサンの元社員が怪獣ソフビの金型や版権を譲り受けて設立した会社がブルマァクです。)
ゴメス/マルサン2期カラーリング記念すべきウルトラシリーズ第1作に登場した古代怪獣。
ナメゴン/マルサン1期カラーリングマルサン1期は、マルサンの中でも一番初期で生産数も非常に少なかったようです。このナメゴンのマルサン1期の本物(スタンダードサイズ)だったら、多分車が買える金額では。それにしてもナメクジで車が買えるとは…
この沼に一歩足を踏み入れるときっと抜け出せなくなる気がします。ここは怪獣レトロソフビのガシャポンで我慢、我慢…