2025
28
Sep

王立科学博物館

王立科学博物館 第二展示場「白のパイオニア」(その1)

タカラトミーと海洋堂がコラボした食玩の「王立科学博物館」シリーズの懲りない第二弾、「第ニ展示場『白のパイオニア』」全8種です。

一応食玩なのでガム(宇宙ガム?)が1個もれなく付いてきます。「ダイエット効果が期待できる宇宙時代の科学ガム!」直径1.5センチ位あるので、やや尻込みする大きさです。第一弾に続いて恐ろしく丁寧なミニブックが付属(というかミニプックが完全にメインでフィギュアがオマケ)。
A4両面に記事がてんこ盛り。これが8種類あるので第一弾同様に読破するには相当な覚悟と根性がいります。(三つ折りでポケットティッシュの大きさに畳まれています)

01 蒼穹(宇宙遊泳)
1965年6月ジェミニ4号でのアメリカ初の宇宙遊泳(3ヶ月前にソ連が人類初の宇宙遊泳に成功しました)。船体とはへその緒のようなケーブルで繋がっていて、酸素・電力・通信の機能を持ったまさに「生命線」。
画像では見づらいですが、ヘルメットのバイザーの下には宇宙飛行士の顔がしっかり描かれてます。右手に持っているのは、三方向にガスを噴射して姿勢を制御するスペースガンと自撮りカメラです。(この頃から自撮り棒はあったんですね)

02 遠雷(ソユーズロケットの発射)
1960年代に旧ソ連が開発し、現在も運用されている長寿ロケット。ロケットのスタートダッシュのためのブースター(補助エンジン)が4本付いてます。

03 巨神(木星儀&パイオニア探査機)
1972年にNASAが打ち上げた深宇宙探査機パイオニア10号。
木星に接近し観測した後、1983年に人類で初めて太陽系を脱出し、現在も太陽系外を飛行中です。地球の位置図など宇宙へのメッセージを携えているので、お友達を見つけて帰ってきてね。

04 聖夜(月の暗黒面から出るアポロ8号)
1968年アポロ8号は初めて月周回飛行を行い、翌年のアポロ11号の月面着陸につながりました。月はいつも地球に同じ面を向けているので裏側は暗黒面と呼ばれるようになりましたが、実際には裏側も太陽に照らされていて暗闇ではありません。アポロ8号の乗組員が撮影した、有名な「Earthrise(地球の出)」写真。(もちろん実際の写真にはアポロ8号は写っていませんが…)

このシリーズでは、「先駆者 (pioneer)」という言葉の通り、史上初めて成功した試みや画期的な出来事をモチーフにしています。  「白のパイオニア」その2に続きます…

Galleryへ