映画「ローレライ」(2005年)の名場面をヴィネットにした、セブンイレブン限定のボトルキャップフィギュアから“水密服の少女”です。
原作は福井晴敏の「終戦のローレライ」、文庫本で4巻(しかも2巻以降は分厚い)の長編小説です。
時代は,第二次世界大戦が終焉を迎える1945年7月から8月15日まで,日本が戦利品で獲得した潜水艦「伊507」を舞台に秘密兵器「ローレライ」をめぐる架空の物語です。
「ローレライ」とは、新しい超高感度のレーダーシステムで海中や海上の様子を見ているように映し出す、ナチスドイツが開発した新兵器ですが、その中枢はドイツ人少女パウラ。(映画では香椎由宇)
パウラはナチスの人種改造実験の際の投薬の副作用なのか、液体を通した驚異的な「感知能力」を身に付けたことから、システムとチューブで繋がれ潜水艦のレーダーとして利用されます(悲)。
ただ、液体を通して他人の思考も読めてしまうため、敵艦を撃破した際には、死者の痛みや恐怖など全てを感知してしまいパウラが気絶してしまうことから(悲)、「ローレライ」は1回の戦闘で一度しか使えません。
潜水艦「伊507」は、ある人物による”日本に悲劇的な終戦をもたらす策謀”を知らされないまま、絶望的な航海を続けます。辛い過去を背負った乗組員達の葛藤とたびたび襲う絶対絶命の危機、そしてある人物の恐るべき策謀を知った彼らは、これを阻止し日本を救うための戦いに臨みます。
はたして彼らは飛び立ったB29を阻めるのか。
どうかパウラに希望の光を…