食玩の元祖にして王道のグリコが、大人向けに発売した「タイムスリップグリコ」(なつかしの20世紀フィギュアコレクション)シリーズです。
今回は、まだあるのかよの完結編「タイムスリップグリコ」第4弾の中の”のりものシリーズ全6種”。
第4弾ともなると、”のりもの”の範囲も拡がり、日本を遠く離れ、ついに地球も飛び出してしまいます。
「タイムスリップグリコ第1弾の”のりものシリーズ”」
「タイムスリップグリコ第2弾の”のりものシリーズ”」
「タイムスリップグリコ第3弾の”のりものシリーズ”」
トヨタランドクルーザー FJ55V 勤勉な測量士さん付どんな過酷な状況にも耐えるタフな四駆車の代名詞、ランドクルーザーです。(あまり知識がないので)付属のミニブックによると…、1951年に当時の警察予備隊(現在の自衛隊)の入札参加のために開発したのが、ランドクルーザーの始まりとのことです。70年以上前で随分昔からあるのですね(ずっと車名が続いているのも凄い)。
画像の車は、1967年に発売されたロングホイールベースのモデルで、愛称「ムース」(シカの1種)と呼ばれているそうです。
ランドクルーザーは故障しても、世界中どの国でも修理部品が手に入ると言われます。ある意味、現代の電子機器装備の対極にあるアナログカーですね。
測量士さん、そこは危ない…
マツダコスモスポーツ ロータリーエンジンのミニチュア付世界初のロータリーエンジン(RE)の量産車。マツダ執念の夢のエンジンの開発ですが、この後も石油ショックによる燃費問題や環境規制への対応などで苦難の道が続きます。RX-8を最後に今はRE車は製造されていませんが、水素REとかで復活するかも。
ということで、マツダ執念のロータリーエンジンのミニチュアがもれなく付いてきます。これもわからなくもないけど、シリーズ定番のヤングなアベックとかの方がよかった…
新幹線 どこかのトンネル付初代新幹線0系といえば、団子鼻の白い車体にブルーのライン。なのですが、このおまけの青は少し違うような気が…。
よく知られた話ですが、新幹線が白に青のラインになったのは、当時、新幹線の色を決める会議の席にタバコのハイライトがあったからと言われています。
車体は白で決まりましたが、ラインの色が決まらず会議が長引く中、誰かが吸っていたハイライトの箱を見て、この青がいいんじゃないかと言い、皆んなでハイライトを繋げてみたりして、結局青に決まったとか。当時は会議の席でほぼ全員たばこを吸ってましたね。
南極観測船ふじ ヘリコプター付「ふじ」は、2代目の南極観測船で初めての本格的な砕氷艦です。氷を砕く時は、一度後退した後に最大出力で前進して氷に乗り上げ艦の自重で割るので、何百回、何千回と前進・後退を繰り返します。歌でいえば♪”1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる”ですが(知る人少ないか)、結局1年間で何歩歩くことになるのだろう。3日で5歩なので365歩のマーチにはならなくて…少しだけ気になる…。
アポロ11号2021年4月、コリンズ元宇宙飛行士が90歳で亡くなりました。アポロ11号の月面着陸の時、一人司令船に残り月を回っていた宇宙飛行士で、”歴史上最も孤独な人”と呼ばれました。月面着陸した二人にもし事故があればコリンズ宇宙飛行士は人類から約40万キロ離れた場所にたった一人取り残されます。この不安は半端ないでしょう。アポロ計画から半世紀、この間誰も月に行っていませんが、イーロンマスクのスペースXによって再び月面に立つ日が近そうです。画像は飛行試験を重ねているスペースXの宇宙船スターシップ(高さ50m!、さらにこの宇宙船の下に50mのロケットが連結されます!)、まるでSFの世界です。イーロンマスクがやることは何でもケタ違い…