「デスクトップ鑑識中」の4種5体です。(全5種ですが、今となってはコンプリートはなかなか困難)
コロナ禍のステイホームで、昼間から自宅でテレビを見る機会が多くなりました。妻はワイドショーは殆ど見ずサスペンス大好きなので、テレビは昼頃から夕方までほぼサスペンスのはしご状態になります。
昼間のサスペンス番組は全て再放送で、地上波テレビ朝日系列では、「科捜研の女」と「相棒」の長寿2枚看板をやってますが、ここはやっぱりBS放送のベタなサスペンスで楽しみましょう!
BSでは「十津川警部シリーズ」、「浅見光彦シリーズ」、「山村美紗シリーズ」他いろいろ、必ずどこかのチャンネルでサスペンス劇場をやってます。BSの番組のスポンサーは健康食品か生命保険、そして最近とみに勢力を拡大してきた某グループの某社長が自ら出演している通販会社です。そう、あなたも見たことがある、あの独特な“なまりと棒読み”で良くも悪くも一度聞くと頭にこびりついてしまうCMです。(個人的には、いつも消音にしてしまうほどもの凄く苦手なのですが、好き嫌いは個人の自由なのでこれ以上の論評は控えます。)
サスペンス劇場にはたくさんのお決まり事(いわゆる“あるある”)があります。先日、サスペンスを見ていて、せっかくなので一話分でどれだけ“あるある”に該当しているのか検証してみようと思い立ちました。(そんな事している場合かという自省の念もありましたが、まあ見てみましょう)
番組は、BS -TBS「浅見光彦シリーズ5 城崎殺人事件 」(原作内田康夫 1995年 主演 辰巳琢郎)
- 開始から3分以内には最初の遺体が発見される。→◯発見された。
- パトカーは急停車でもないのに、派手な”キー”音を鳴らして止まる。→◯遺体発見現場に急行した。
- 主人公が警察部外者の場合、最初は追い払われるが、正体がわかると警察の態度が豹変する。→◯浅見光彦の兄が本庁刑事局長なので、地方警察署は必ずひれ伏す。
- 第2、第3の被害者が出るまで事件は解決できない。→◯主人公登場までに3人、その後2人殺害された。
- 誰かの何気ない一言で、「そうか…」と事件の真相がわかる。→◯主人公の母親の「車がバックする。」の一言で閃く。
- 真相を突き止め犯人に詰め寄る時、人けのない場所で会い必ず危険な目に遭う。→△今回は観光名所の「玄武洞」だったが、まだ中盤だったので、犯人に推理の穴を指摘されシラを切られ危険な目には遭わなかった。(主人公以外が金目的で犯人を脅そうとした場合は、100%殺される。)
- 最後の場面は断崖や浜辺など海沿い。郷土芸能が関係する場合はその場面。→△番組途中で断崖場面が多かったためか、今回は城崎温泉街を象徴する場所だった。
- 犯人が美人の場合は、過去や境遇で同情を誘う。はじめて親子とわかり抱き合うなど→◎今回は生き別れた息子の犯罪を隠すため、松原千恵子が殺人を犯してしまうが、息子は初めて事実を知り親子で抱き合う。案の定、犯人が美人なので被害者そっちのけで同情してしまった…。
- 出演者リストの3番目か4番目又は最後が犯人。→◯今回は、(最後から2番目の尾身としのり(息子役)も犯人の一人だが最初からバレバレ)リスト最後の松原千恵子が意外な犯人役。
これ、書き出すとキリがなくなりそうなのと、エンデイング後のCMが某グループになってしまったのでここで終了です。
と思ってたら、BS朝日「山村美紗サスペンス狩矢父娘シリーズ」に半自動的?に切り替わってしまった。おや!今番組で使われているこの庭この部屋、以前勤めていた会社が保有していた寮ではないか(かつての資産家のお屋敷で、当時から撮影によく使われていた)。懐かしい…。