前回に引き続き高齢者向け懐かし企画、1970年開催の大阪万博フィギュア(その2)です。
タイムスリップグリコ「大阪万博編」全14種のうち、今回はパビリオン5種です。
富士グループ・パビリオン
アメリカ館とともに世界初のエアドーム建築(空気圧で膜を支える構造)。施工したのはどちらも大陽工業で、その他にも多数作りました。(万博といえばやっぱり"太陽")
円筒形のチューブを16本アーチ状にしています。当時は仮設建築物でしたが、10年後に東京ドームの建設につながります。(ここら辺はプロジェクトXでやっていた)
みうらじゅん氏のミニプック
このフィギュアのミニプック裏面はみうらじゅん氏の登場です。面白いので載せておきます(1970年と言えば笑福亭仁鶴なの?)。勧業銀行(みずほ銀行の祖先)の「ばらちゃん」も登場します。日立グループ館
外観はまさに古典的宇宙船ですが、全て木製だそうです。巨大エスカレーターで最上部の入り口に行き、3択の模擬旅行先を選んで下の階に降りていくそうですが、実は地球人は騙されていてそのまま連れ去られてしまうのではないか(妄想)
みどり館
高さ30メートルの巨大なドームに全天周映像が映されました。実際の万博会場ではみどり館と日立グループ館は隣り合っていたので、フィギュアでも合体できるようになっています。
ガス館
夏の風物詩「蚊取り豚」ではありません。
テーマは「笑いの世界」だったそうです。ホステスさんは次回(その3)登場します。
ソ連館
ここまでは企業パビリオンでしたが、最後は国家の威信をかけた国のパビリオンから「ソ連館」です。
高さ約110メートルの最大級のパビリオンで、一番人気がありました。当時は東西冷戦の真っ只中、アメリカ館の月の石に対抗しソ連はスプートニクなどの宇宙船を展示しました。
もう今や若者はソ連を知らない時代になりました。
改めて大阪万博のパビリオンを見ると、どれも熱気が感じられます。当時は小学生でしたが、今の年齢で見ることができたら、もっと違ったものが見えたのではないかと思ってしまいます…
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